担当医師
八木橋 典子 日本精神神経学会専門医 日本精神神経科診療所協会会員、
日本外来臨床精神医学会会員 精神保健指定医 日本医師会認定産業医
五所川原布施病院 非常勤医師、弘前大清水ホーム精神科嘱託医、理事
こころの病気に関心をもって、長年研鑽を積んできました。うつ、不安、パニック、不眠などいろいろな悩みがどのように起こり、それに向き合い、軽減したり解決していく過程のお手伝いを、患者さんと共に進めていきたいと思います。
うつ病はいろいろな問題を含んでいる疾患です。合併症(肥満、メタボリック症候群、脂質異常症、糖尿病、高血圧症等)の治療も症状の安定のためには重要です。
睡眠は生活のもっとも大切な活力源です。不眠も眠りにつくのが難しいのか、それとも早く目が覚めてしまうのか、眠れないという不安が強いのか、状況をみて対処する必要があります。
もの忘れは誰にでも起こります。認知症ではないかと心配になりますが、うつ症状のこともあります。早めに対処することがよりよい解決を生みます。
最近、注意・発達障害(ADHD)、特に成人期ADHDを心配して来院される方も少なくありません。ADHDを心配してくる方が実はうつ症状が主体であったり、うつ病でないかと心配して来られる方が実はADHDによる症状であったりします。どちらも適切な対策が必要です。
上に述べたように、いろいろなこころの病気がありますが、身体とこころを分離して考えることはできません。どちらも相互に影響し合っていますので、穏やかに両面からよくしていきましょう。
実際の対策には、環境調整、精神療法、薬物療法、栄養療法、運動療法などいろいろな方法があります。その方に合ったやり方、必要な方法で改善を目指していきましょう。
薬は必要最小限に使用しますが、新しい有効なものが利用可能となっていますでの、適宜相談して決めていきます。
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